場所: | 二級河川 西の川(奈良県吉野郡下北山村) |
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目的: | 頭首工の落差を小わざ魚道で解消する |
小わざ魚道は、昨今の厳しい財政状況下においても着実に魚道を整備するために、より経済的で効果的な魚道として、山口県土木建築部河川課と浜野龍夫氏(現徳島大学)による共同研究から生まれた。
小わざ魚道の特徴の一つは、小プールと小階段が交互に連続するように粗石(玉石)を配置して、自然の瀬の流況に近い斜路を創出することである。
参考文献:浜野龍夫編著.2016.水辺の小わざ≪改訂増補第二版≫.山口県土木建築部河川課
頭首工(落差2.7m程度)には老朽化した既設魚道があった。しかし、この既設魚道には、高流速・多量の白泡の発生・高落差といった問題があり、アユをはじめとする魚類の遡上が困難な状況であった。
アユの専門家から提案された「小わざ魚道」を新設する。
①既設魚道を撤去する(一部の側壁は残して使用)。
②既設魚道とほぼ同位置にストレートタイプの小わざ魚道(魚道勾配1/5)を新設する。
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※本魚道設計は「たかはし河川生物調査事務所」の監修による